最近、やたらと建物の中心に階段の家を目にすることが多い。
ここでは、家相でみる階段が中心にある家について述べてみたい。
こんな家で生活すると、家族に事故や怪我が起こる傾向があるのだ。
中央階段の家とは、家の中芯近く、つまり中心に階段が配置された家のことだが、実はこの中心階段の家は、家相学上、最悪の大凶相で、私なら絶対に採用しない間取りだ!
家の中心階段が多い理由って
この大凶相の家が増えている理由について、いくつか思いつくことがあるが、一つには、リビング階段の流行がある。
リビング階段は、子供たちが家に帰ってきたとき、そのまま自分の部屋に入ってしまわない点が好まれ、多くのプランで採用されている。
リビングに階段を設けるために、どうしても階段の位置が家の中心部になってしまうのだ。
家相・リビングについては以下記事で詳しく紹介しています。
⇒家相のリビングで吉相を凶相にする犯してはならないタブーとは?
もう一つは、家の間取りにも、効率ばかりを優先させる考え方にある。
建物の中心に階段を設ければ、二階の部屋が配置しやすい。
廊下などの無駄なスペースを省き、階段を囲むようにして部屋が配置できるので、簡単に三部屋から四部屋、それも角部屋がとれる。
家相・二階と廊下の注意点については以下記事で詳しく紹介しています。
⇒縁側と廊下の作り方で家相が悪くなる?廊下の幅や縁側の幅が重要!
そのほかにも、住宅の高断熱・高気密化が進み、冷暖房のロスが少なくなったことなどがあげられるが、要するに中央階段の家は、施主側と建築する側の両面のニーズにこたえて、最近増えているのだ。
高断熱・高気密については以下記事で詳しく紹介しています。
⇒高断熱や高気密の家は快適ではない?精神不安定などになりやすい!
私は、この中央階段の家が大凶相であることを記載しているが、これから家を建てる人の検討なら、図面の段階なので何とでもなるが、すでに住んでしまってからの改善は大変だ。
住宅の中心にある階段の怖さ
家の中心に階段がある家に住んでしまった方からの相談は、悲惨なものが多い。
「働き盛りの主人がガンを発病して、緊急手術をすることになった」
「妻が交通事故に遭って、大けがをした」
など、病気でも事故でも、生死にかかわる重大な内容が多い。
こんなケースを数多く見ているので、私は絶対にこの間取りをつくらないと決めている。
家を人間の体にたとえれば、家の中心は背骨の部分、まさに体の中心になる場所だ。
この部分に階段を設けることは、背骨がない状態といっしょなので、そんな家に住んでいては、家族の健康や家庭の中心となる人に悪影響を及ぼす。
だから、一家の主人や妻に大きなアクシデントが降りかかってしまうのだ。
また、こんな家で火事でも起きたら悲惨なことになる。
建物の中心の階段から煙や炎が二階にまわり、全焼してしまうケースが増えるし、二階から避難するにも、階段を使えなければ危険が増す。
これほど危険な家相であることを、よく認識してもらいたい。
家相をまったく知らないならともかく、自分は家相家だと名乗る人の中にも、この危険な間取りに気づかない人がいるから要注意だ。
とにかく、家の中央部に階段があるのは、危険な家であることを忘れないでほしい。
家相・階段については以下記事でも詳しく紹介しています。
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