玄関は家の家相を大きく左右し運勢も変える!凶相の場合の対処法とは

家相の間取り

玄関は風水でも家相でも注意しなければならない。

なぜならば、玄関は家の顔として、家相学上でも大切に扱うポイントだからだ。

 

今回は、玄関は家の家相を大きく左右し運勢も変える!そんな玄関の凶相の場合の対処法を話そうと思う。

 

玄関に関しては別記事でも取り上げているが、玄関のインテリアが悪かったり、玄関の方角や家相が悪いと運勢を下げたり、体調が悪くなったりとおろそかにはできない重要な家の間取り箇所といえる。

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では、もし自分の家や建てたばかりのマイホームの玄関が風水や家相上良くない作りだとするとどうすればいいのか?

もし、あなたの玄関がこんなダメな家相に当てはまるなら、参考にしてより良くしてほしい。

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玄関扉に正中線や四隅線がかかる場合の対処法

玄関扉に正中線や四隅線がかかる場合は親子扉を入れ替えてみると良い

 

前述したが、玄関は家の顔として、家相学上でも大切に扱うポイントだが、凶相の玄関をまったく違う場所に移動することは現実的に難しいことが多い。

たとえば、北側道路に接した敷地であれば、道路に面した場所に玄関を配置するプランが自然で、理にかなっている。

吉相だからといって、大きくまわり込んで南側に玄関を配置したら、家相学的にはよくても、一般常識からみれば、違和感があるはずだ。

 

凶相の玄関の一つに、玄関扉に正中線や四隅線がかかるというものがあるが、この場合は、比較的簡単に修正することができるし、リフォームもやりやすい。

 

ここに取り上げたのは、正中線のために凶相になっていた玄関を無難な家相の玄関に変更することができたリフォームの例だ。

下の図1を見てほしい。

この家の玄関は東方位にあり、親子扉が使われている。

親子扉というのは、大きな親扉と小さな子扉がセットになっているタイプで、通常は親扉だけを開閉して使用するが、引っ越しや大きな荷物の搬入の際には、両方の扉を開けて大きな間口が確保できるのが利点だ。

図1では、ふだん使用する親扉に東の正中線がかかっているが、図2では、この親子扉を入れかえて、親扉には正中線がかからないようにし、子扉に正中線がかかるようにリフォームをしてある。

 

子扉は毎日使用するものではなく、正中線がかかっても凶相にはならないので、これだけで無難な家相に変更することが可能なのだ。

 

これは、西の正中線でも、南北の正中線でも同じで、東南と北西の四隅線も同じに考えていい。

親扉にかからなければ、無難な家相なのだ。

 

ただし、鬼門線の場合は別で、この場合は、線上だけでなく、鬼門の範囲を避けなければ凶相のままになる。

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流行りの引っ込んだアルコーブの玄関は凶相

流行りの引っ込んだアルコーブの玄関は張り出すことで吉相に

 

玄関は、家の中心から見て北東の表鬼門方位や南西の裏鬼門方位、家族の十二支方位の範囲に設置すると凶相だが、最近の住宅様式の流行として、玄関をあえて引っ込ませて配置することが多い。

このようなタイプの玄関も、家相学上、凶相と判断する。

 

玄関には、たたきといわれる土間の部分がある。

ここは室内であっても床がないので、凶相の欠けに近いものとして扱う。

完全に建物が欠けているわけではないが、いわば中途半端なスペースでもある。

 

つまり、玄関は普通に配置しても凶相の欠けの要素があるので、それをあえて引っ込ませてつくることは、凶相のマイナスをいっそう増すことになる。より凶相なのだ。

 

玄関を設置して吉相といわれている方位は東方位、東南方位、南方位、北西方位だが、この方位はそれぞれ「進展」「成長」「権威」「信用」「蓄財」などに関連が深いと考えられている大切な方位でもある。

 

ここに凶相の欠けをつくることは、「人生の発展性を欠き、信用や権威を失い、地位や財産も手放すといったアクシデントにつながるので避ける」というのが、昔からの家相の知恵である。

家相の欠けの考え方はこちら

家相の欠けを補う方法はない?張りの効用で運勢を強く大吉相へ

鬼門方位に欠けのある家は大きく運勢を落とす危険な家相だ!

 

たとえば、北西の玄関。

北西は特に財産や蓄財といったことに影響があるので、絶対に欠けをつくってはいけないといわれている。

この北西に流行の引っ込んだ玄関をつくれば、それだけで凶相になる。

 

本来、北西に玄関をつくる場合には、吉相の張りを設けることとされているので、私がプランニングするときでも、たたきの部分程度は可能なかぎり張りを設けるように注意している。

 

玄関については、方位だけではなく、形も重要な要素だが、これは、たたきという土間の部分がある構造からきている考え方なのだ。

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玄関扉が十二支方位や四隅線にかかった場合

玄関扉が十二支方位や四隅線にかかった時は扉の向きを変えて無難にしよう

 

玄関の吉凶を判断するためには、家相学上、玄関とはどの部分を指すのかを理解していなければならないが、家相でいう玄関とは、玄関扉とたたきの部分を指している。

つまり、この二つの部分を合わせて玄関の吉凶を判断するので、玄関扉とたたきの部分を凶相の方位に配置してはいけないのだ。

 

たとえば、玄関ホールが凶相の鬼門方位に入っていたとしても、玄関扉とたたきが無難なら凶相にはならない。

 

下図では、玄関が東南の辰方位に配置されている。

東南方位の玄関は基本的には吉相だが、辰年生まれの家族がいれば凶相だ。

この場合、玄関の南側に設置されていた玄関扉を、東側に移動すれば、東の乙方位の範囲におさめることができる。

これだけでも、凶相の玄関を無難に変更することが可能だ。

 

玄関そのものの位置を変えなくても、南向きに設置してあった玄関一扉を東向きに変更するだけで、凶相の玄関を無難にするケースを取り上げたが、これとは逆のケースで、東向きに設置されていた玄関扉を南向きに変更することで無難な家相にできる場合もある。

 

下図では、玄関一扉に東南の四隅線がまともにかかっているが、これも、家相学上、凶相だ。

この玄関扉を南向きにつけかえるだけで四隅線をはずすことができ、無難な玄関になるのだ。

 

私は、建築士として住宅などのプランニングを行っているが、ハウスメーカーや他の建築士がつくったプランを鑑定して修正をすることもある。

ハウスメーカーで最悪な建売プランの特徴!家相が悪くトラブル勃発

 

そんなとき、玄関をまったく別の方位に移動すると、設計趣旨が大きく変わり、方位は無難でも、バランスの悪い家になってしまうことがあるが、ここで紹介した程度の変更であれば、修正も容易で、間取りのバランスを崩す心配もない。

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鬼門方位の玄関の対処法

鬼門方位の玄関は納戸や階段と入れ替えたり張りを作ること

 

家の中心から見て、北東の45度の範囲を表鬼門南西の45度の範囲を裏鬼門というが、この範囲に玄関を設置しては凶相になる。

十二支方位と鬼門方位は家相建築の基本!おろそかにすると凶相の家に

 

表鬼門には丑(うし)方位、艮(うしとら)方位、寅(とら)方位の三つがあり、それぞれ15度の範囲がある。

艮方位の中心には鬼門線がある。

 

最も危険な玄関は、この鬼門線上に玄関扉が設置されてしまった場合だ。

南西の裏鬼門も、未(ひつじ)方位、坤(ひつじさる)方位、申(さる)方位の三つがあり、坤(ひつじさる)方位の真ん中にも鬼門線があるので、同様に凶相である。

 

下図では、残念ながら、玄関扉に北東の鬼門線がまともにかかっている

このケースでは、玄関扉の配置を変える程度では、凶相を無難にすることができないので、玄関そのものの位置を変更しなければならない。

 

下図も、玄関が寅方位にある凶相の玄関だが、この場合はまだ変更がしやすい。

吉相の張りを設けて、玄関を東方位にすることが可能だ。このイラストにあるように、張り出すことができれば、玄関扉とたたきの部分を鬼門の範囲からはずすことができる。

 

たたきに関しては、たたきの部分の三分の一程度までなら、鬼門の範囲に入っていても、無難と考えてよい。

少なくても、たたき全体のスペースの半分は、鬼門からはずしてほしい。

 

鬼門の方位は範囲が広いので、すべてのケースで簡単に変更できるわけではないが、このように、張りを設けることで無難な家相にすることができるし、そのほかにも、玄関と玄関ホールの位置を入れかえて鬼門をはずすことや、納戸や階段スペースと入れかえて、無難な玄関にするケースもある。

 

鬼門は何を持ってきても凶相になるわけではないので、階段、納戸などが配置できる

この点を活用してほしいと思う。

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家族の十二支に玄関がある場合の対処法

家族の十二支に玄関がある時は左右に15度ずらすだけで無難にできる

 

ご両親からの依頼で、結婚が決まった娘さんの新居の設計を進めているが、プランニングの段階から特別に注意しているポイントがある。

いつ子供に恵まれても、その子供にとって凶相の家にしないということだ。

 

たとえば、西(とり)年に子供が誕生すれば、西方位にガスレンジやトイレなどの水まわりを配置することができないし、玄関も同様だ。

キッチンやトイレの注意点についてはこちら

家相のキッチンでのポイントは火気と流し!凶方位は健康を損なう

家相のトイレの方位が一番怖い!とくに北方位は絶対タブー!

 

このケースでは、すべての十二支方位をはずして納得できるプランをつくることができたが、いつも同じようにできるわけではない。

いつ生まれるかわからない子供のために、すべての十二支方位をはずしてプランニングするには、制約が多すぎて、使い勝手が悪くなってしまうことも考えられる。

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たとえば、私は子(ね)年生まれなので、上図のような子(ね)方位の玄関は凶相だ。

しかし、同じ北方位の玄関でも、北東寄りの癸(みずのと)方位や北西寄りの壬(みずのえ)方位の範囲に玄関があれば、凶相にはならないので問題はない。

卵(う)年の家族がいれば、卯方位の玄関は凶相になるが、同じ東方位の玄関でも、甲(きのえ)方位や乙(きのと)方位の玄関ならば問題はない。

家相の知識が事前にあれば、少しの工夫で最良の間取りにまとめることが可能なのだ。

 

昔から、東南の巽(たつみ)方位の玄関は大吉相」といわれ、とにかく玄関は東南に持ってこなければいけないと思っている人が多いが、十二支方位の玄関は凶相なので、辰(たつ)年生まれの家族がいれば、辰(たつ)方位の玄関は凶相になり、巳(み)年生まれの家族がいれば、巳(み)方位の玄関は凶相になる。

北西方位でも同じで、亥(い)年生まれや戌(いぬ)年生まれの家族がいれば、その方位に玄関を持ってくることはできない。

家族の十二支方位についてはこちらの記事で

家相とは方位だけでない!どの部屋を誰が使うかで吉凶が決まる!

十二支方位はその人の健康をつかさどり九星方位は運命を左右する

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