二世帯住宅で後悔したくない!二世帯住宅で守るべき家相の条件とはなんでしょうか?
通常の住宅でも家相や風水は考慮しなければなりませんが、二世帯住宅でも同様に家相を考えなければならない間取りや方位があります。
若い夫婦と老夫婦が同じ家に住みながら、生活を完全に独立させている、いわゆる「二世帯住宅」が増えてきました。
近い距離に住みながらもプライバシーは保つという、優れた生活の知恵です。
家相はそこに住む人がいてはじめて、吉凶が生まれるもの。
二世帯住宅も、誰がどこに住むかという住み分け方によって、吉凶の差が出てきます。
最初に断っておきますが、ここで二世帯住宅というのは玄関も台所もトイレも浴室もすべて別に設けた住宅のことです。
単なる同居でなく、二世帯の住宅をと考えるなら、二世帯の共有の部屋を設けたり、家の中でドアや廊下によって二世帯がつながっているようなつくりは家相上からはすすめられません。
廊下の注意点については以下記事で詳しく紹介しています。
⇒縁側と廊下の作り方で家相が悪くなる?廊下の幅や縁側の幅が重要!
一階と二階で住み分ける場合
二世帯の住み分け方には一階と二階で立体的に住み分ける場合、壁を隔てて平面的に住み分ける場合の二つがありますが、どちらにしても、玄関は別にし、双方の世帯は玄関を通って行き来するようなかたちにすることです。
玄関については以下の記事で詳しく紹介しています。
⇒家相でみる玄関の吉凶方位とその対策とは!玄関は仕事運を左右する
まず、一階と二階で住み分ける場合ですが、
一階には老夫婦が住み、二階に若夫婦が住むのが吉相となります。
逆に老夫婦が二階に住むのは凶相です。
階段の行き来がたいへんということもありますが、さらに大きいのは土壌のエネルギーとの関係です。
だれしも高齢になると、身体の回復力や耐久力が弱ってきます。
そこで、少しでも大地に近いところに住み、土壌のエネルギーの恩恵を受ける必要があるのです。
立体的に住み分ける場合、間取りの凶相は一階と二階をそれぞれ独立した家と見て、おのおの中心を出したうえで判断します。
家相・階段については以下記事で詳しく紹介しています。
⇒家相での階段は災害を振りまく住宅設備!設置場所には気を付けろ
平面的に住み分ける場合
次に、平面的に住み分ける場合は、方位が問題になります。
それぞれの世帯が、世帯主の生まれ星のある方位に住むのが吉相です。
たとえば、老夫婦の世帯主が西年生まれで、若夫婦の世帯主が辰年生まれの場合、
家全体の中心から見て西方位を含む部分に老夫婦が住み、東南方位を含む部分に若夫婦が住めばよいのです。
もしも二人の十二支が同じ場合には、九星生まれ星によって住む方位を決めます。
ただし、たとえば老親の九星が五黄土星の場合は、生まれ星が家の中心にあたってしまうため、息子の九星方位を含む部分に息子が住み、老親は残りの部分に住むようにします。
まれにあることですが、十二支も九星も親子で同じ、というときには、家族定位によって住み分けます。
つまり、一家の主導権が息子世帯に移っているなら、隠居した親は北西方位を息子に譲るのです。
親の経営している会社で息子が働いているなど、老親が一家の事実上の実権を握っているなら、北西方位に住むのは老夫婦です。
ただし主導権が息子に移った場合には、北西の住まいを譲ることが必要です。
こうして住み分けたら、あとはそれぞれの世帯を独立した家と見て、その中心から見て吉相となるように間取りを決めればよいのです。
ただし、二世帯を分離する壁に面して、トイレやキッチンの流し、火気を置くことは避けてください。
トイレ・キッチンについては以下の記事で詳しく紹介しています。
⇒家相のキッチンでのポイントは火気と流し!凶方位は健康を損なう
家相で考慮するべき点についてはこちらの記事も参考にしてください。
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