家相で離れ別棟の良い方位を知っていますか?
家相の吉相の離れ別棟は張りと同じ効果を発揮します。
家相で離れ別棟に良いといわれる方位ですが、東と東南は吉相だが、規模や距離にも注意が必要なのです。
今回は、家相でいう離れ別棟の良い方位と、規模などの大きさや距離にも注意が必要である点について触れたいと思います。
昔からの家では、茶室や老人室、客室などを住まいの外の「離れ 別棟」として構えるつくりがよく見られたものです。
最近ではこうした風雅な別棟をもつ家も少なくなってきましたが、子供夫婦のために離れに別棟を建てたり、勉強部屋や書斎、稽古場として使うなど、家族の増加や生活の多様化にあわせて離れの別棟をつくる家があります。
家相の離れ別棟の吉相と条件とは
家相の吉相に構えた離れの別棟は、張りの吉相と同じ効果をもちます。
ぜひその思恵を受けることをすすめたいものですが、方位や規模によっては離れ別棟が凶相となることもあります。
必要だからといって、どこにでも建ててよいというものではないのです。
離れの別棟がとくに吉相となるのは、東と東南の二つの方位です。
ついで、北西方位も吉相となります。
別棟をつくると凶相になってしまうのは、北東、南、南西の各方位です。
北と西は、別棟の規模が大きくなければ無難な方位です。
ただし人が住むと凶相になってしまうため、勉強部屋や書斎、稽古場など、ふだん寝起きしない場所として使うことです。
いずれにせよ、別棟は母屋からの距離が最低2m以上離れていることが条件。
これよりも接近していると、どの方位であっても凶相の兆しがでてきます。
別棟の広さも大切なポイント。
どんなに大きくても、母屋の3分の2以下の広さにおさめることが必要です。
母屋よりも広い別棟をつくると、どの方位であっても凶相になってしまうのはもちろん、母屋が平屋なのに別棟が三階建てといった作りも凶相ですので、絶対に避けてください。
家相 離れ別棟の凶相と注意点
では、方位ごとに離れ別棟の凶相と注意点をまとめておきましょう。
規模の大きいものは凶相。3~5坪以内におさめ、常に清潔に保つこと。
勉強部屋、書斎、稽古場などに使用するのはよいが、人が寝起きしてはいけない。
凶相なのでつくってはいけない。
ただし、離れ別棟の4分の1程度が北東にかかっていて、残りの部分が東方位にある場合は、安全となる。
張りの効果が期待できる最高の吉相。
大きさは母屋の3分の2以下におさめること。
母屋との距離が4メートル以上離れていれば申し分ない。
これも同じく大吉相。
母屋の3分の2以下の大きさにおさめ、距離は4メートル以上あるのが望ましい。
どんな目的に使用するものであっても凶相。
ただし、母屋との距離が18メートル以上取れれば、別棟をつくってもさしつかえない。
同じく凶相となるが、距離が18メートル以上あれば無難。
広さが母屋の2分の1以下であれば無難。
ただし人が住むには向かないため、勉強部屋、書斎、稽古場などとして使用すること。
ここに人が寝起きすると、とたんに凶相となる。
吉相。ただし、広さは母屋の3分の2以内におさめることが条件。
念のためいっておくと、
どの方位の離れ別棟であっても、人が住むにしろ、住まないにしろ、常に換気を行ない、清潔に保つことが条件です。
いつも閉めっぱなしで、めったに掃除もしないようでは、たとえ吉相に構えてあっても効果はなきに等しくなってしまいます。
家相 渡り廊下の注意点
離れ別棟と母屋を行き来するための渡り廊下を設ける場合も、注意が必要です。
まず、渡り廊下の幅は1,8m(一間)以内におさめること。
これよりも広くなると、渡り廊下を建物の一部とみなして母屋も別棟も一軒の家と判断することになります。
そのため、母屋と別棟との間に大きな欠けが2つできてしまうからです。
せっかくの張りの効果をもつた別棟も、これでは吉相どころか、家全体を凶相にしてしまいます。
渡り廊下には、
屋根や壁をつけ、換気のための窓などを付ければ吉相になります。
これは以下の廊下の記事でも説明します。
⇒縁側と廊下の作り方で家相が悪くなる?廊下の幅や縁側の幅が重要!
ただし、屋根をつけたスペースを利用しようという発想で渡り廊下の部分に浴室やトイレを設けると、凶相になります。
⇒浴室の風水と家相での注意点!浴槽の湯の貯め置きはダメな理由とは
ここが部屋とみなされ、家に欠けができてしまうからです。
浴室やトイレを渡り廊下の部分でなく、母屋の建物側にずらして設ければ、ここが張りとなって吉相の効果が得られます。
ただし、張りが凶相となる北東と南西の鬼門方位を避けることが必要です。
家相で考慮するべき点についてはこちらの記事も参考にしてください。
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