住まいの間取りについては、家相学上、何の問題がなくても、非常に危険な凶相のパターンがある。
敷地内にある井戸やお稲荷様のような邸内社(敷地内神社)の扱い方を間違えてしまうと、大変危険だ。
今回は、丼戸や敷地内神社を粗末にするな。一家の主人や長男など、特に男性に最悪な家相になる点について説明しよう。
井戸は鬼門方位のような凶相にあるとアクシデントが起こる
井戸については、建物の中心から見て束方位、東南方位、北西方位に入っていれば吉相なので問題はないが、たとえば鬼門方位のような凶相の範囲にあると最悪だ。
必ずといってよいほど、いろいろなアクシデントが起きてしまう。
もう十年ほど前になるが、関西から祖母と母親、長男の家族三人で相談に来訪されたAさんは、男性が短命な家系だという。
代々、女性が跡を取り、男の子が生まれても、成人することがほとんどない状況なので、今回来訪された長男は、それこそ何十年ぶりに成人した男の子だった。
この長男の前に、やはり二人の男の子を病気のために失っている母親は、この子に女性の名前をつけた。
何とかして子供を守りたい母親の一念が通じたのか、幸いにして、今まで大病に侵されることなく、ここまで成長することができたという。
なぜ男性が短命になってしまうのか、いろいろと手を尽くして調べてみると、以前に丼戸の扱いを間違えてしまい、その井戸の守り神でもある水神様のお社を粗末にしてしまったことがわかった。
できることはすべてやったが、家相も含めて、最善を尽くしたいという想いで来訪されたので、私も全力を尽くして対応させていただいた。
また、千葉県から来訪されたBさんは、とにかく仕事がうまくいかず、何の事業を始めても、最初はいいが、尻すぼみになってしまう。
家相に問題があるかと疑って来訪されたが、それほど問題がない間取りで、比較的無難な家相だった。
いろいろ調べてみると、B家は代々、造り酒屋の家系であり、歴代の当主は井戸を大切にしてきたという。
しかし、父親の代で酒屋を廃業してから、井戸を粗末にしていたらしい。
すぐに改めることをアドバイスして、具体的に方法を指示したところ、その後は事業も順調で、現在は飲食業で成功することができた。
つまり、井戸の扱いを間違えると、命や健康、仕事の問題までにも及ぶ、大きな影響が出てしまうということだ。
敷地内神社を動かすと男性に影響が
敷地内神社に関しては、とにかく現在ある場所を簡単に動かしてはいけない。
神道においては、神様のご神体を動かす「遷座祭」の意味は非常に大きく、どんな事情があっても、基本的には動かしてはいけないのだ。
神様に祟りはないが障りはある。この戒めを破ると、一家の主人や長男などの男性に影響が出ることが多い。
家系が絶えるということだ。
立派な新築の家を家相学にのっとった間取りで建てても、井戸を粗末にしたり、敷地内神社をむやみに移動しては、何の意味もなくなってしまう。
家族のだれにでもアクシデントが起きるが、特に男性が危ない家相なのだ。
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